Sony α7のFEマウントに対応したCarl ZeissのLoxiaシリーズ。現在21mm,35mm,50mm,85mmと4本ラインナップされている。
自分が普段使うのに最も好きなのが35mmなのでα7で使えるZEISSレンズということで常用として購入。Loxiaシリーズはα7のフルサイズに対応して設計されているのでマニュアルフォーカス
とにかくかっこいい
レンズの描画がどうとか周辺光がどうとかいろいろあると思うんだけど、自分の場合まずは見た目で惹かれたりする。
寸胴なシンプルな筐体。細かく刻まれる絞り値。マウント部分についたブルーのライン。うーん。かっこいい!!下写真はレンズフードを外した状態で撮影。
うちのα7とのバランスもばっちり。もちろんα7用に設計されてるわけですから。そうりゃそうなんだけどね。
上から見た感じが下の写真。レンズフードに刻まれたLoxiaの文字と、絞りなどの数値がいい感じ。ピントリングがレンズシェードの後ろ部分からメモリの辺りまでの部分で、滑らず指にフィットして回しやすい。
Canon EOS M (22mm, f/2, 1/125 sec, ISO200)
正面からもなかなか凛々しい。Loxia35はコンパクトなのでα7の華奢なボディーにもマッチするし普段使いするときにも軽くてじゃまにならない。そのまま一体型じゃないかと感じてしまうほど。まさに常用レンズ。
付属品にはレンズフードも含まれる。金属製でかなり質感もいい。買ってすぐにぶつけて凹みをつけてしまったけど・・金属だからへこむ。
使わない時レンズフードは逆向きに付けて置くことも可能(真ん中。ちなみにぶつけた凹みも確認できる)
周辺まで歪みのない描画
レンズの仕組みは詳しくないけど、他の様々なレビューによるとCARL ZEISSでもBiogonというレンズ構成らしく、湾曲収差が少ないのが特徴とのこと。たしかに、レンガも壁も端までまっすぐに綺麗にうっている。
ILCE-7 (35mm, f/8, 1/40 sec, ISO100)
F2.0ではこんな感じ。ピントが合ってる範囲はシャープに映り背景はやわらかい。
ILCE-7 (35mm, f/2, 1/640 sec, ISO160)
35mmっていうのが、個人的には好きな画角で、覗いたときに写したい範囲が写っている。なので常用としてはほどんと持ち歩いているのが現在はこのLoxia35だ。常用として重要なのが最短撮影距離だ。Loxiaは最短が30cmなのでランチによったときでも、フーポルもOK。これくらい寄れれば普段から使いやすい。写真は函館の海鮮丼。
ILCE-7 (35mm, f/4, 1/40 sec, ISO640)
シャープな描画も
LoxiaはF2.0からと比較的明るいので先程の海鮮丼のように寄った時にはピントも薄くボケも綺麗だ。でも、なにより35mmという画角でとる風景。F9~F11など絞っていくとキリッとシャープによく写る。下の写真はポーランドのマルボルクというお城、レンガの一つひとつがくっきりと表現されて解像感の高いイメージが撮れた。 ILCE-7 (35mm, f/10, 1/100 sec, ISO100)
絞ってシャープに風景を映しだしてもいいし、F2.0開放で被写体に合わせ、背景はぼかして整理もできる。画角も個人的には好きな画角。これ一本あればひとまず間違いない。マニュアルのフォーカスリングもゆっくりとまわり、遅すぎず速すぎず、ちょっとした調整もやりやすい。AFじゃなきゃいやだ!っていうんじゃなければMFでゆっくり被写体に向き合うのもいいもんだなーとLOXIAの心地よいフォーカスリングを回しながら思う。
α7に一本だけ持ち歩くなら。これがおすすめ。
Lens: Carl Zeiss Carl Zeiss Loxia 2/35
Camera: Sony α7 ILCE-7
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